しつこいようだが、前々記事に書いた「はとむぎ複合茶 幸泉」の余談になる。
その1【農研のはとむぎ複合茶 幸泉で無理なく健康維持】
https://gypsy-warabi.hatenablog.com/entry/kosen
その2【農研 はとむぎ複合茶 幸泉でチャイを作ってみた】
https://gypsy-warabi.hatenablog.com/entry/chai
このお茶の原材料の中に、ハブ茶という文字があり気になっていた。
ハブ茶とはなんぞや?!
私の知っている日本語の「ハブ」はコレしかない。
沖縄に生息する毒をもったヘビ。
まさか、ハブ茶というのはそのハブの成分から作られたお茶のことなのか?!
たしかにハブ酒というのは存在するので、ハブには滋養強壮の秘めたるパワーがありそうである。
ハブがお茶になる過程を想像していても仕方がないので、ハブ茶について調べてみた。
ハブ茶
ハブ茶とは
エビスグサという植物から作られたお茶のこと。
エビスグサとは
エビスグサ
エビスグサとは、熱帯地方に広く分布しているマメ科ジャケツイバラ亜科に属する、小低木または草本である。ロッカクソウの別名も有する。この別名は種子の形状が由来。本種の種子は角が滑らかに丸まった直方体や斜方体などの六面体であり、眺める角度によっては輪郭が六角形に見えることから。 ウィキペディアより
このエビスグサの種子は、漢方で「決明子(ケツメイシ)」として利用されているそうだ。
難しいことはよく分からないが、ヘビのハブではない事は分かった。
どんな効果があるのか
ケツメイシには、便通をよくしたり、目の充血をとったり、利尿作用があるとのこと。
なぜハブ茶というのか
ウィキペディアによると、ハブ茶というものは元々エビスグサのお茶の事ではなかったそうだ。
代用品の「ハブ茶」として
「決明子」は「ハブ茶」の通称で知られている。もっとも、本来の「ハブ茶」と言う物は、同属の植物であるハブソウの種子で「望江南(ボウコウナン)」と呼ばれる物を炒って、その成分を水で抽出した物を指した[6]。しかし、ハブソウの種子は収穫量が悪いために、エビスグサの種子を代用品としたのが、そのまま「ハブ茶」として残った形である ウィキペディアより
ハブソウから出来るお茶〘ハブ茶〙が生き残れないのならば、新たに〘エビス茶〙として誕生させた方が良いように感じたが、私には分からない歴史があったのだろう。
〘エビス茶〙〘恵比寿茶〙
縁起が良さそうである。
ハブソウとは
ハブソウ
ハブソウは、マメ科ジャケツイバラ亜科センナ属の一年草。原産地は、アメリカ合衆国南部から熱帯アメリカにかけて。日本には江戸時代に毒虫や毒蛇、とくにハブに咬まれたときの民間薬として導入されたために、この名前がある。現在、南西諸島や小笠原諸島では、帰化植物となっている。 ウィキペディア
元祖ハブ茶のハブソウは、ハブに咬まれた時の薬として日本に入ってきた、というのだからヘビのハブが全くの無関係ではなかった。
まとめ
ハブ茶とはなんぞや?!の疑問の答えは、ハブに咬まれた時の薬として日本に入ってきたハブソウが危機にあり、ハブソウのピンチヒッターとしてハブ茶という名を名乗っているエビスグサからなるお茶である。
という事で納得したので、ハブ茶への探究は終了とする。