gypsy-warabi

そこが入口

ストックフォトをやめた理由〜販売期間2年の記録〜

※当ブログは内容に広告・PRを含む場合あり

皆さんはストックフォトをご存知ですか?

写真やイラストなどの画像を販売または購入出来るサービスですね。有料に限らず無料のサービスも存在します。

ブログやサイト運営をされている方は、利用されていることでしょう。

私は購入側として利用した事はありませんが、販売の方で登録していました。

やめようと思ったタイミングが販売開始からもうすぐ2年だったので、始めた理由や止めた理由を書いてみたいと思います。

ただし、ストックフォトで1円も売り上げることが出来なかった私の体験談となります。

本格的に取り組んでいたわけでもないので、バンバン売り上げていた方にはなんの参考にもならないかもしれません。

 

 

ストックフォトを始めた理由と状況

 

ストックフォト、写真販売を始めてからもうすぐ2年。

一度退会して再登録した経緯があるので、実際には2年以上。再登録後、最初の写真が2年前となっています。

昔から写真を撮ることは好きで、写真のデータは沢山ありました。

きちんとしたカメラを持っているわけではないので、撮影した写真はアイコンにしたりブログで使うだけ。

それが、スマホで撮った写真を販売出来ると知りストックフォトを始めました。

 

登録していたストックフォトサービスの数

私は2箇所の有料ストックフォトサービスに登録していました。

サービス名の記載は避けますが、有名所一箇所と、マイナーな所一箇所です。

 

登録していた枚数

本格的に取り組まれている方から「甘いっ!」と叱られそうですが、有名所で30枚、マイナーな所で60枚くらいを登録していました。(60枚くらいと曖昧なのは既に削除してしまったのでハッキリ分かりません)

枚数でいうとトータル90枚ほどですが、そのうち30枚は同じ写真を登録していたので、実質60となります。

 

2年間で売れた金額

冒頭に書いた通り、2年間で1枚も売れませんでした。

2年間の写真販売収入0円。情けない結果です。

しかし、唯一コンテストに入賞した事が一度だけあり、その時の賞金880円の収入はありました。

入賞した時には嬉しかったです。

 

ストックフォトをやめた理由

売れなかった

既にお分かりの通り、2年で1円も売れなかったことがまず1つ。

「自分で撮った写真を誰かに見てもらいたい」という気持ちから始めたわけではないので、収入にならないなら継続する理由がないと判断しました。

「いつかは売れるかも」でそのままにしておくか、画像を追加し続けるのも良いでしょう。

しかし2年で1枚も売れないのですから、そのいつかを待つことはやめました。

 

登録作業や削除作業に時間がかかる

写真のアップロードとタイトル・説明の記載。

そして、多くの方に目にとめてもらうためにタグをつけますが、これらの作業が地味に手間がかかります。

 

売れないと作業に対する結果を何1つ得られない

これらの作業をして1円でも2円でも収入になれば良いですが、売れなければ0円のまま。

例えば、庭の手入れや部屋の片付けは大変ですが、庭や部屋が綺麗になるというプラスの結果が得られます。

ここにお金はかかっておらず、自分の労力を使って結果を得ています。

次に、野菜や花を植えるとしたら、種苗や肥料に初期投資は必要です。それも時間が経てば、野菜の収穫や花を見て幸せな気持ちになるという結果が得られます。

枯れてしまったり虫にやられてしまったり、という失敗もあるかもしれませんが、経験と知恵が得られます。

それがストックフォトだとどうでしょう。

どんな写真なら売れるのか?と追求しその後の販売に繋がるなら、売れない時期も経験にはなるかもしれません。

しかし、写真やイラストを本業にしている方・趣味としてストックフォトを楽しんでいる方以外には、何のプラスにもなりません。

ただただ無駄な時間と労力を費やした、という事だけが残ります。

それなら、楽天ポイントスクリーンなどの広告を、毎日せっせとクリックしてポイントをためるか、1日数円の節約をした方が効率的です。

 

売れるようになるまでの登録枚数が多すぎる

ストックフォトを始めた頃、ストックフォトで物凄く稼いでいるという方のインタビューか何かを見ました。

その方は最初は全く売れず、たしか800枚くらい?登録した頃から売れだしたと話されていました。

登録画像が増えることで人目につきやすくなるとの事でしたが、800枚ってけっこうな数です。

撮るだけなら800枚はあっという間でしょう。

スマホを確認したところ、今月だけでも既に300を超える写真を撮っていました。

しかし、その800枚を登録する作業を考えると果てしないです。

 

プロが多くいる場で勝負することになる

どんなに素人がいいシーンを見つけて写真を撮っても、プロの撮る写真にはかないません。

国内のみのサービスであれば海外の風景写真などに需要があるかもしれませんが、ストックフォトサービスはそのほとんどがワールドワイドなサービス。

現地の写真は現地の人が撮って沢山アップしています。

 

プライバシーが心配

では、素人が撮れる写真で需要があるのは人物写真、家庭の風景、部屋の写真や日常の写真。

そうなると、かなり匿名性が危うくなってきます。

ブログで個人のものとして載せるのとは違い、自分のプライベートを切り売りしてまで数円に変えるのは嫌だと思いました。

 

いいねされるとモヤモヤ ウォーターマークに不安

ストックフォトにも「いいね」機能のあるサービスがあります。

写真を気に入ってくださった方がいいねを押してくださっているとは思いますが、ある1枚の写真だけやたら「いいね」がついていました。

しかし、「いいね」の数に反して写真は売れません。

その写真の対象物は滅多に撮れない写真であり、自分でいうのもなんですが映える写真でもありました。

気に入ってくださるのは有り難いのですが、それが「購入」に繋がらないなら、この「いいね」は何の意味があるのだろうか?と一株の不安がよぎります。

画像加工をされる方ならご存知でしょうが、ウォーターマークも加工次第では消せてしまいますね。

SNSやブログで使う程度なら、スクリーンショットした画像を加工するなど粗のある画像でも使われてしまう可能性があるのでは?と思いました。

盗用されてしまったら、という不安も出てきたのでこれも止める理由になりました。

 

スマホ内を整理

ブックマークやデータも増えてきていたので、登録しているサービスを減らして整理したくなりました。

 

写真販売をやめる最大の理由

 

色々と理由を並べてきましたが、最大の理由は写真やイラストは自分にとって大切なものであるという事です。

このブログのアイキャッチ画像に使っている写真もイラストも、誰かのためではなく自分のために撮ったり描いたりしているもの。

販売するとなると、それなりに出来の良い写真を出すことになりますから、その大切な写真を出さなければならなくなります。

もし私が、試行錯誤して売れる写真を撮ろうとしたとします。それでもし撮れたとしたら、たぶん私はその写真を売りたくなくなると思うのです。

昔撮った写真でも、アイコンや背景に使用したりできますが、販売していると自分でその画像を使う事が難しくなります。

構図の違う同じシーンの写真を使ったとしても、購入または目にした人が見れば分かると思います。

気にし過ぎかもしれませんが、過去にSNSで使った写真も個人が特定されるのが嫌なので使い回しは避けています。

たかが写真、されど写真。

やはり、自分で撮った写真は自分だけのものであってほしいという想いが、ストックフォトを始めてから消えませんでした。

つまりは、1枚も売れなかったのは自分にとって良かったのかなとも思います。

自分の収入のためと割り切れるか、自分の作品を多くの人に見てもらいたい気持ちが強いなら躊躇なく販売できたかもしれませんが、私はそこをクリア出来ませんでした。

 

まとめ

ストックフォトをやめた理由は

  • 売れなかった
  • 登録作業や削除作業に時間がかかる
  • 売れないと作業に対する結果を何1つ得られない
  • 売れるようになるまでの登録枚数が多すぎる
  • プロが多くいる場で勝負することになる
  • プライバシーが心配
  • いいねされるとモヤモヤ ウォーターマークに不安

  • 写真やイラストは自分にとって大切なもの

でした。これでバンバン売れていたらまた違ったのでしょうが、売れない事が様々な気持ちを湧き上がらせたのかもしれません。

私が写真販売で稼げなかったのは、写真そのものに魅力がなかったということもありますが、努力が足りなかった部分は大きいとは思います。

私と同じ枚数で稼げている方がいるならば、その方は本当にセンスと技術のあるすごい方だと思いますし、売れても売れなくても写真販売が楽しいという方には止めずに続けていただきたいですね。

私がストックフォトから得たものは賞金の880円以外何1つありませんでしたが、この話をブログの記事にする事で意味のあることに変えようと思いました。

 

ランキング参加しています。気に入っていただけたらポチッとしていただけたら嬉しいです。     ↓↓↓

 

 

 

jQuery