スタンダードプロダクツで見つけてはいけない物を見つけてしまった。
インド綿のマルチカバーだ。
すこし前、インド綿のマルチカバーをネット購入した私としては、見つけた瞬間固まった。
1000円ちょっとで購入したのに、770円で目の前にある。300円ってデカいぞ、いいのか?いいのか?
追加で欲しいと思っていたし、マルチカバーは複数あっても重宝するので買っておくことにした。
スタンダードプロダクツ【マルチファブリック】
アイボリー 770円(税込)
140cm✕215cm
マルチファブリックとは聞き慣れない名前だが、マルチカバー、フリークロスの事だろう。
【インドでつくられた手織りの多用布です】とある。
ただの布とはいえ、インド綿はお手頃で優秀なアイテムだ。
裁縫用の布地を買えばそれなりに値段がするし、専用カバーや暖簾を買っても値が張る。
インド綿なら隠したい場所に掛けたり、垂らしたりと使い方の幅が広い。
それにしても、ネットの1000円ちょっとでも大変助かる価格なのに、770円で販売されては他店はたまったもんじゃないだろう。商売あがったりだ。
ダイソー系列のスタンダードプロダクツなら、店舗数は限られているとはいえ全国区。
300円も違えばスタンダードプロダクツで買う人も多いだろうし、現物を見て買える点も大きい。
だが、スタンダードプロダクツは私が行った時は3色だったのに対し、ネットショップの強みはカラーバリエーションが豊富な事。
色味のあるものが欲しければ、やはりネットショップかエスニックショップ(チチカカやチャイハネ、マライカ)を利用することにはなるだろう。
◯私が購入したネットショップ↓
では、スタンダードプロダクツのマルチファブリックはどんなものなのか?
端は片面が縫ってあり、もう片面は布地の端という感じだ。切りっぱなしではないので、使用にあたって手を入れる必要はない。
透け感はこのとおり。下に敷いたパッケージが透けて見える。
厚みのある物を買わない限り、この手の色はネットで買っても同じく透ける。
そして、インド綿のマルチカバーを購入したらほとんどの人が一度洗濯をする傾向があるようだが、だいたいにおいて
【綿ボコリ】【毛玉】【繊維クズ】がスゴイ!、というところまでがお決まりだ。
私もネットで購入したものを、洗濯機の普通コースで念入りに2回まわした。
だからといって綿ボコリが全く出なくなるわけではないが、洗わないよりはマシである。
このスタンダードプロダクツのマルチファブリックも、予定通り洗濯機にかける。
ここまでは良かった、いや良くなかった。
ネット購入したものは単体で洗い、部屋干しをした。
それが今回はマルチファブリックを洗濯機にそのままつっこみ、一緒に購入したクッションカバーとクッション、そしてタオルをそれぞれ洗濯ネットに入れて一度に回した。
ここで既に最悪の自体になっていたかは分からないが、このあと全てを乾燥機にかけてしまった結果がこれ。
タオル、クッション、クッションカバーに毛玉が大量についている。
いつもはタオルの毛が他衣類につかないように、とタオルをネットに入れて洗うのに、タオルに毛玉がつくという初めて見る光景。
これ全てマルチファブリックから出た綿ボコリ。
マルチファブリックも同じで大量の毛玉が出来ていた。
コロコロテープを何枚も使って毛玉を取り除いていく。
他のものと一緒に洗ったのがいけなかったか、乾燥機に掛けたのがいけなかったか、単体で洗ってもこうなっていたかは分からない。
ちなみに同じ色味のネット購入したものは、私の場合は毛玉は出来なかった。
まあ乾燥機に掛けたのがダメだったのはたしかだろう。
コロコロを掛けながらタグが目についたので読んでみる。
すると、綿は38%しか使われておらず、残りはポリエステル57%とレーヨン5%だった。
なんだそれ、インド綿100%じゃなかったのかよ、と騙された気分だった。
これではインド綿100%のネットショップの物とは全くの別物だし、少しだけネットショップ良かったね、頑張れよ!とちょっと安心した部分もあった。(何故上から目線なのかは分からないが)
パッケージにも表示はされていたし、商品が悪いわけではない。安さに引かれてよく内容を確認もせず購入した私の落ち度だ。
インド綿は、ポリエステルは、レーヨンは、乾燥機に掛けたらダメよって話である。