gypsy-warabi

そこが入口

ダウンとフェザーどちらが暖かいの?羽毛と羽根

※当ブログは内容に広告・PRを含む場合あり

寒くなり、手持ちのダウンが重宝している今日このごろ。

「水鳥さん、ありがとう」と思うことはそうそうないが、冷え込んだ日にはその有り難みを実感する。

さて、ダウンといえばダウンジャケットやダウンコートの事をイメージすると思うが、ダウンとはいったい何なのだろう?

タグには「ダウン○○%」「フェザー○○%」と表記されているが、ダウンとフェザーの違いは?

ダウンとフェザーどちらが暖かいの?

それを知ると、手持ちのダウンがよりいっそう貴重で大切なものに感じられるだろう。

 

▲関連記事▲【断捨離】ダウンの断捨離は止めたほうがいい理由

ダウン

ダウンというのは、一般的には毛が入った衣類(主にアウター)の事を指して言う事が多い。

ダウンジャケット、ダウンコート、ダウンベスト。

他にもダウンスカートやダウンパンツというものも。

しかし、ダウンというのは衣類のことではなく、水鳥の毛のこと。

衣類に限らず「羽毛布団」や「ダウンシュラフ(寝袋)」など幅広く使用されている。

ダウンとフェザー

ふと、ここ数年着ているダウンコートやベストから、羽根が飛び出してこない事を不思議に思うことがあった。

他に、仕事用に使用している数年物のダウンコートがあるのだが、そちらは度々羽根が飛び出してきている。

この違いはなんなのだろう?

羽毛と羽根

布団売り場に行くと「羽毛布団」「羽根布団」と書かれているものがあり、その違いに混乱した経験はないだろうか?

「羽毛」は「ダウン」と呼ばれる物で、たんぽぽの綿毛の様な形態。(写真左)

「羽根」は「フェザー」と呼ばれる物で、一目で鳥の羽根だと分かる形態。(写真右)

どちらも水鳥からとれる毛だが、形も呼び名も異なる。

胸元の毛をダウン(羽毛)、それ以外の毛をフェザー(羽根)と呼ぶ。

また、お腹側のフェザーを「スモールフェザー」背中側のフェザーを「ラージフェザー」とも。

一羽に対する採取量が少ない事や、空気を含んで保温性や保湿性に優れることから、ダウン(羽毛)の方が価値が高い。

ダウンとフェザーの比率

私のダウンの話に戻るが、羽根が飛び出してくるダウンと飛び出してこないダウンのタグには次のような記載があった。

 

①羽根が飛び出してくるダウン

ダウン  80%

フェザー 20%

②羽根が飛び出してこないダウン

ダウン  90%

フェザー 10%

フェザー(羽根)の比率が多いほどに羽根が飛び出してきやすいという事が分かる。

フェザーが多いと良くないのか?

クッションや枕に使われることが多いフェザーは、形を保持しやすい(元に戻りやすい)という特性が。

だからだろう、①のフェザー率の高いダウンは②のものに比べてボリューム感がある。

ダウン比率が高い方が優れているように思われるが、デザイン性の高い商品やシルエットを保ちたい商品には【ダウン80%・フェザー20%】が相応しい場合も。

また、ダウンに比べて通気性が良いことから、蒸れにくいというメリットも。

ダウン100%?

ダウンを扱った製品には必ずその比率が記載されている。

これまでの説明の通りダウン(羽毛)の方が価値は高く、布団でいえばダウン90%以上のものが良質なものと言われる。

では、「ダウン100%」という製品を目にした事はあるだろうか?

手持ちのダウン全てを探しても、ECショップを覗いても、そのような物を見つける事は出来なかった。

何故なのか?

水鳥から採取した毛を「ダウン」と「フェザー」に選別するわけだが、その際100%完璧に分けることは難しいそう。

ダックとグース

ダウンもフェザーも水鳥の毛という事は分かったが、水鳥とはどんな鳥なのか?

水鳥(すいちょう、みずとり)とは

水辺に棲息する鳥の総称。

川、水田、湖沼、湿原、海岸などに棲息する。指の間に水かきをもち、水上、または水中での行動に適した体形に進化しており、陸上や樹上での敏捷性に欠けるものが多い。羽毛(ダウン)は断熱と撥水のため多くの空気を含む性質を有することから、防寒着や寝袋などの中綿に利用されている。

              Wikipediaより

主に利用される鳥は、ダック(アヒル)とグース(ガチョウ)。

グースの方が個体(毛)が大きく、高価なものとして扱われている。

フィルパワー(FP)

ここまでの説明でタイトルの「ダウンとフェザーどちらが暖かいか?」は既に答えが出ているのだが、「ダウン比率の高い物」で「グース(ガチョウ)」の製品を選べばより暖かいか?というと必ずしもそうとは限らない。

世の中には、うん十万円もするダウンもあれば、一万円でお釣りが来るダウンもある。

ブランドネーム代や広告費が多く含まれている物もあるだろうが、人々から愛されているダウンには高品質なダウン(毛)に加えてフィルパワーの高さが伺える。

フィルパワーとは「ダウンのかさ高」、充填量を表したもので、数値が高くなるほどに高品質のダウンに。

いくらダウン比率の高い物がお手頃価格だったとしても、低品質でスカスカの製品ならばダウンとしての機能性は劣るだろう。

良質なダウン

レディース

【水沢ダウン】

 

【 HERNO ( ヘルノ) 】

【MONCLER(モンクレール)】

【DANTON(ダントン)】

【PYRENEX(ピレネックス)】

【TATRAS(タトラス)】

【WOOLRICH(ウールリッチ)】

 

メンズ

【水沢ダウン】

 

【 HERNO ( ヘルノ) 】

【MONCLER(モンクレール)】

【DANTON(ダントン)】

【PYRENEX(ピレネックス)】

【TATRAS(タトラス)】

【(ウールリッチ)】

ユニセックス

NORTH FACE(ノースフェイス)】

まとめ

ダウンとフェザーどちらが暖かいかというと、ダウン(羽毛)。

  • ダウン製品はダウンとフェザーの混合がほとんどで、ダウン比率が高い方が暖かい
  • ダウンの中でもダック(アヒル)よりグース(ガチョウ)の方がより高品質と言われる
  • 「ダウンのかさ高」を示すフィルパワーの数値が高いものほどダウンとして高性能

ファストファッションのダウンでも私は充分暖かさを感じてはいるが、良質のダウンを一着くらいほしいものだ。

 

ランキング参加しています。気に入っていただけたらポチッとしていただけたら嬉しいです。     ↓↓↓

 

jQuery