ピザといえば日本で食べると高いわりにお腹いっぱいにもならない。まして本格的な窯焼きピザを食べる機会も少ない。
本場イタリアのピザも食べたことないのにピザを語るなという話だが、本当は美味しいピザをたらふく食べたい。
ピザ好きの身内がどうしてもピザを食べたいというので、足を伸ばしてはるばる遠方まで窯焼きピザを食べに行った。近場にピザ屋がないわけではないが、写真で見るその店のピザが美味しそうだったからだ。
私はマルゲリータの他にお腹がふくれそうなもの、いわゆる「ご飯」になる様な具材のピザを食べたかった。
だが身内はマルゲリータとクアトロフォルマッジを食べたいという。「以前と全く同じチョイスかよ」と突っ込みつつ、一緒に窯焼きピザを食べてからもう6年が経とうとしていた事に驚いた。
クアトロフォルマッジ
クアトロフォルマッジという名のピザを初めて知ったのも食べたのも、その6年前のこと。
クアトロフォルマッジとは、4種のチーズが乗ったピザにハチミツを掛けて食べるピザで、「食事」というよりは「デザート」に近い。
本場イタリアでもハチミツを掛けるのかは知らない。
3度目のクアトロフォルマッジ
以来クアトロフォルマッジを食べたのは1度だけで、久しぶりに甘いピザを食べることになった。
最初に口にしたマルゲリータの余韻を一瞬でなかった事にしてしまう甘いピザに、私は「仕方ないなあ」とでもいうような態度で手を伸ばした。
するとだ、塩気のよく効いたチーズとハチミツの組み合わせのなんと美味しいこと。
クアトロフォルマッジが美味しい食べ物であることは初めて食べた時から知ってはいたが、自分で注文するなら選ばない。それがこの時はマルゲリータそっちのけでクアトロフォルマッジを食べた。
4種のチーズの組み合わせ次第で変わるのか、このお店のピザが特別美味しいのかはさておき、こんなに美味しいピザを今まで知らんぷりできたことが勿体なく感じられる程だった。
自宅でクアトロフォルマッジ
いま考えているのが、以前ブログに書いた業務スーパーのピザ生地を使って自宅で再現出来ないかということ。
しかし、4種のチーズを用意するのは価格的に容易ではない。ハチミツなら上質なものが手元にあるが、チーズがないことには始まらない。
それならピザ屋の本格ピザを買った方が手っ取り早そうでもあるが、いつか自宅で再現して記事に出来たらと思う。
チーズが高すぎた時には諦めてレビューの良い店の冷凍ピザを買うかもしれないが、それにしても好きな食べ物が新たに出来るのは新鮮な体験だった。