お彼岸になると我が家には「おはぎ」が現れる。
現れるというのは、自分で用意しているわけではないからだ。
お彼岸がいつなのかや、何を意味する行事なのかも今ひとつ分かっていないのだが、「おはぎ」が現れると「ああお彼岸なのか」と思う程度である。
お彼岸におはぎを食べる何故?
お彼岸ってなんなのか?
彼岸(ひがん)とは、日本の雑節の一つで、春分・秋分を中日(ちゅうにち)とし、前後各3日を合わせた各7日間(1年で計14日間)である。この期間に行う仏事を彼岸会(ひがんえ)と呼ぶ。
ちょっと難しくてよく分からないのだが、ご先祖様の供養と感謝を伝える日であるらしい。
お盆との違い
それはお盆とはまた別物なのか?という疑問がわいてきた。
どうやら、お盆はご先祖様をこの世(家)に招き入れる。
お彼岸は、ご先祖様達のいる場所(彼岸)にこちら側から近づいていく。
という違いがあるようだ。
春分と秋分
【春分の日】というのは、何月何日と固定されておらず、天体の動きで3月20日〜22日の間、だいたい3月21日になることが多いようだ。
春分の日
春分である今日2023年3月21日が祝日であることから、日本人にとって大切な日であるという事は分かった。
しかし、それはお彼岸が大切なのか?春分が大切なのか?どっちなのだろうか。
なぜ春分の日が祝日なのか?というと、内閣府のホームページでは【 春分の日ー 自然をたたえ、生物をいつくしむ。】となっている。
また、このようにも書いてある。
祝日法の制定時の記録 1では、この日は、昼夜の長さが等しく、「自然のあらゆる生命が若々しく盛り上がる時」であるため、異議なく採用されたとされています。
自然と生物に思いを馳せる日という事は、仏教伝来以前のアニミズム信仰・世界観から派生しているのか?日本人らしいな、と思った。
お彼岸におはぎを食べる
肝心の、お彼岸に我が家におはぎが現れる理由はなんなのか?
諸説あるらしいが、小豆の赤色に魔除け効果ごあり、邪気払いになるということ。
また、当時高価な砂糖を使った高級品をご先祖様へ御供えする事で感謝をあらわす。
春はこし餡の「ぼたもち」、秋は粒餡の「おはぎ」と違いもあるようだ。
今年はこし餡だったので、おはぎなのかぼたもちなのかは分からないが、理由は分からないなりにお彼岸の行事を遂行できたようである。
まとめ
これまで知らなかったお彼岸の意味を今回学んだので、次の秋のお彼岸には自分から感謝の意をしめしてみようと思う。覚えていたらだが。
今日春分の日は、ご先祖様と自然や生物に思いを馳せてみよう。
もちろん、その生物には自分も含まれる。
自分、いつもありがとう!