クリスマス、誕生日、母の日、父の日、敬老の日、合格祝いに就職祝い。
ホワイトデーにお祝い返しに、と贈り物を贈る場面やいただく場面はあちらこちらに。
私は贈り物をするのがけっこう好きなので、相手のことを想って贈り物を選ぶ時間は苦にならない方だ。
しかし「持たない暮らし」「ミニマムな生き方」が浸透した昨今では、相手の事や生活スタイルをよく観察しなければその想いが無駄になることも。
百発百中、心から満足してもらえるなんて事は稀だが、「内容がどうであれ贈ろうとしたその気持ちが大切」なんて言葉に甘んじず、相手の心に響く贈り物を選びたい。
相手が喜ぶ贈り物
ではどうすればそれが叶うか?というと、当たり前だが本人に聞いてしまうのが早いし間違いがない。
相手との関係性にもよるが、恋人や家族、親戚以外の間柄での贈り物の相場は1000円〜5000円だろう。
ちょっとしたお祝いや贈り物の時には3000円を下回る事もあるし、毎年誕生日プレゼントを贈り合っている仲であれば、暗黙の了解でこれくらいというのが決まっている。
高ければいいというものでもなく、相手にも自分にも負担にならない程度のちょうどよいラインがあるはずだ。
で、最近ではどうしてもこれを贈りたい!という目ぼしいものがない場合、欲しいものを直接聞くようにしている。
家族間であれば「いくら位の予算で欲しいものある?」と変な気を使うこともなく聞く事が出来るし、聞かれた家族の方も本当に欲しいものをリクエストしてくれる。
これで、もらったはいいけど使わない、なんて事は起こらなくなる。
予算オーバー
もし、相手が本当に欲しいものが予算を大きく上回るものだった時などについて。
これが通用するのは恋人や家族間だけになるが、誕生日祝いと他のお祝いを一緒にしてしまうというのも有りだ。
私は母の誕生日プレゼントを考えているとき、日常使い出来るファッション小物を予算3〜5千円で検討していた。
だが、予算内で探そうとするとなかなかコレと思えるものが見つからない。
やっと贈りたいと思えるものが見つかったが、明らかに予算オーバー。
喜ぶかどうか分からないものを中途半端に贈るより、本人が本当に欲しいものは何か?を過去の会話を振り返りながら考える。
そういえば、〇〇を新調したいと言っていた事を思い出し本人に尋ねてみると、今でも欲しいとの言葉が返ってきた。
1万円超えの大きく予算を上回る買い物になったが、母の日と誕生日を一緒にするということで、本人が本当に欲しかったもの(必要なもの)を贈ることにした。
受け取った母親は、これまで贈ったどの贈り物よりも喜んでいた。
友達間や知り合い編
友達や知り合いに欲しいものを尋ねるようになってしばらくすると、自分も尋ねられるようになってきた。
本来、欲しいものを聞く事やリクエストすることはタブーのような雰囲気が贈り物にはある。
しかし、私から欲しいものを聞くようにした事で、この関係性ではそれが許容されると受け取ってもらえたのか、欲しいものをリクエスト出来る事は楽しいことだと感じてもらえたのか、贈り贈られの新しいカタチができてきた。
リクエストするもの
欲しいものがある
人から欲しいものを尋ねられたとき、だいたい考えてくれているだろう予算内で、自分で買おうと思っていたものがあったり、特定の物が決まっている時には商品名を伝える。
あとは、店頭なりネットなりで最安のものを見つけてきてくれるだろう。
予算内で特別欲しいものが思い浮かばない時
断捨離や片付けで言われるのは、「欲しい物」と「必要な物」は別物ということ。
必要な物や手の届く範囲の物はだいたい自分で購入しているし、喫緊で必要な物となると切れかけの生活用品くらい。
そうなると、何を贈ってほしいか?途端に分からなくなる事もある。
欲しい物はあるのにそれを手にしていない状態というのは、だいたいがその時の自分には手の出ない金額のものであることがほとんど。
予算3000円くらいだと「自分で買うほどまでではないけど」というものや、「どうしても欲しいわけではないけど気になるもの」はわりとあるもの。
しかし、相手が考えてくれているであろう予算1000円〜2000円あたりのラインが1番難しく、その予算内で特段欲しい物はないという時が大変困る。
自分が贈る側の時でも、その範囲の物を選ぶのは至難の業だ。
よくやりがちな例
2000円未満の贈り物の王道といえば
雑貨屋に並んでいるこれらの物をついつい贈りがちに。
数百円の物を組み合わせる事でプレゼント感もあり、選ばれやすいのも納得。
しかし、案外自分がもらった時のことを思い出してもらうと分かると思うが、それらを実際に使うかどうかは微妙なところ。
お小遣いやバイト代でやりくりしている10代の学生であれば何をもらっても嬉しいし、自分の知らない世界が開けていくような喜びを感じるもの。
しかし、ある程度の年齢を重ねてくると、自分に合うもの合わないもの、心地よさを感じるもの、好み、生活スタイルが確立されている。
だからこそ余計に、自分がもらってもあまり嬉しくないものは避けるようになり、贈り物の選択肢はぐんと狭まる。
私がリクエストしたもの
私は最近コーヒーをリクエストした。
もし、なんでもいいよ!と言われたらそりゃあ幾らでも出てくるが、だいたいこれくらいだよね?という予想で欲しい物はコーヒーだった。
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常識を逸した価格でもなく、かつ日持ちもすることから、贈ってくれる側の負担にもなりにくい。
コーヒーを飲まない人にとっては選ぶ難しさがあるかもしれないが、ネット上には口コミやレビューが溢れているし、遠くまで足を運ばなくてもどこでも手に入る。
いただく側の自分も普段は飲まないものを飲む事が出来るので、贈ってもらえると嬉しいのがコーヒー。
結果、とても満足している。
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まとめ
贈り物に迷ったら欲しい物をリクエストしてもらおう。
そうすれば、お互いに幸せな気持ちになること間違いない。