私が冬のあいだ愛用している靴、KEENのハウザーⅡ(ハウザー2)。
そろそろ買い替えても良い頃だが、履き始めてかれこれ4、5年ほどが経つ。(もっと経っているかも)
スリッポンタイプで脱ぎ履きがしやすく、内側側面のボアが足を温かく包んでくれる冬には欠かせない一足。
しかしこの靴、その履き心地の良さとは裏腹に、とんでもなく扱いづらい靴ともいえるだろう。アウトドアに最適な靴にも関わらず洗えないというのだから、いったいどういう事だと理解に苦しむ。
そんな靴を私は洗ってしまうので白いシミが出てくるのだが、めげずにシミを消して履き続けている。
ハウザーⅡにシミが出てびっくりしている人が私の他にもいるかは分からないが、長く履き続ける方法を紹介しよう。
KEEN
類似商品が他メーカーから販売されるほどの人気を誇る「ジャスパー」をはじめ、カジュアルさとファッション性を備えたアウトドアシューズがKEENの特徴だろう。
ハウザーⅡ
冬用シューズのハウザーⅡは公式サイトにこのように説明されている。
素足でも靴下着用でも大きくサイズ感が変わる事がなく、ストレスの少ない大変優秀な靴がハウザーⅡだ。
白いシミ
家事全般が苦手で嫌いな私だが、靴は定期的に洗うようにしている。毎日行う事ではないからか、靴を洗うのはわりと好きだ。
購入後しばらく履いたのち、ハウザーⅡにも始めて洗う日がやってきた。
数日後、干していたそれを取り込もうとし、その姿に驚愕。
靴全体に白いシミが広がっている。靴を洗う際は洗濯洗剤を使用しているのだが、すすぎ残しがあったのかもしれないと再度洗うことに。
それでも消えることのないシミ。さすがに買ったばかりでこれは不良品だろう、と検索してみた時に初めて知った事実。
ええー、そりゃないだろうよ。もう洗っちゃったし、アウトドアシューズを洗うなとはどういう事だよKEENよ。
私はフォーマルな革靴を買ったのではないし、ゴアテックスだって洗えるというのに。
これ以前にKEENのサンダルを持っている私は、当然洗えるものだと思っていたし洗えないなんて考えもしなかった。
シミにめげない
当時いくらで購入したのか覚えてはいないが、2024年現在の通常価格が11000円であることから同等か少し安いくらいであっただろう。シミが出来たからといっておいそれと捨てられる金額ではない。
シミを目立たなくさせれば履けるのでは?と考え、以下の方法で4、5年ほど凌いできた。
シミを目立たなくする方法
◆用意するもの◆
・液体靴クリーム
・油性マジック
加工手順
靴クリームをシミを中心に染み込ませていく。
一度塗りでは透けてしまうので、何度か重ね塗り。
本体色とクリームの色味が異なる場合、シミだけでなく全体に塗り差異をなくす。
クリームでは隠しきれないところを油性マジックで補修。
クリームが内側に染み込みすぎない様、ドライヤーで乾燥。
シミ消し終了
左が加工後、右が加工前。シミがだいぶ隠れた。
加工後すぐは色ムラが気になるが、履き始めるとさほど気にならない。履くシーンはほとんどがカジュアルな服で過ごすとき。雨の日や、土や草の上でも履いている。
この方法を繰り返しながら数年履けているので、諦めなくて良かったと思っている。ただし、靴をまじまじと見られるような生活をしていないからこそ出来る技ともいえる。
注意点
この加工法は靴を洗うたびにリセットされる。
綺麗に洗った靴にクリームとマジックを塗るのはなんとも言えない気分になるし、初めて行う時にはさぞかし怖いことだろう。
しかし、シミが出来たハウザーⅡを今後も履く為には思い切りと覚悟が必要。
まとめ
KEENのハウザーⅡを洗うと出来てしまう白いシミは、液体靴クリームと油性マジックで対処する事に成功。
諦めて捨てる前に、履ける方法を試してみては?
(※自己責任で)
どうしても抵抗があれば、買い直し正しいお手入れ方法で管理しよう。