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そこが入口

資生堂パーラーの花椿ビスケットが昭和のノスタルジーを呼び起こす

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資生堂パーラーという会社がある。

地方に住んでいると馴染みがないが、あの資生堂の子会社で、菓子の販売やレストラン事業を展開している。

私がまだ化粧に興味があった頃、資生堂のwebサイト「ワタシプラス」から届いた、メールマガジンでその存在を知った。クッキーのオンライン販売を始める、といった内容だったと記憶している。

化粧品会社がお菓子を販売するという謎の展開に、当時の私は理解が追いつかなかった。 

その資生堂パーラーの「花椿ビスケット」、久しぶりに食べてたので口コミをしてみよう。

 

 

 

資生堂パーラー

私は、資生堂がいきなり畑違いの菓子販売を始めたと思っていたが、その歴史は古く、明治35年に遡る。

資生堂創業者の福原有信が、アメリカのドラッグストアを模し、資生堂薬局内でソーダ水とアイスクリーム販売を始めたことが起点となっているそうだ。

薬品以外を扱うドラッグストアの存在は、現在では無くてはならないものとしてその存在を確立しているが、明治期に誕生した資生堂パーラーは、それはそれは斬新だったことだろう。

花椿ビスケット

昭和7年に本格的に製造販売された「椿ビスケット」は、資生堂パーラーを代表する菓子として今現在も親しまれている。

当初は四角い缶に入っていた花椿ビスケットだが、1990年のリニューアルの際に八角形へ。

開封

何をイメージして描かれているのか分からないが、なかなかに派手な包装紙である。

辰年だから龍のように見えなくはないが、通年これであれば干支は関係ないだろう。

包装紙を開けると、真っ白な紙枠。

薄っすらと資生堂パーラーの型押しが施してある。

限定缶クリスタルパープル

現在、花椿ビスケットは24枚入の青缶と、48枚入の赤缶が定番商品となっている。

今回食べたのは、24枚入の限定缶クリスタルパープル。中身は同じだろう。

定番の2種には記載されていないが、この限定缶に関しては以下の説明がなされている。

水晶のようにキラキラと輝く紫色。

紫は、わずかな染料を得るのに膨⼤な数の貝が必要だったため、古代には貴重な色だったといわれ、高貴の象徴とされてます。

また、赤色と青色が混ざることで作られる色であり、赤色のもつエネルギーやアクティブな印象と青色の持つ信頼や平和といった印象を合わせ持ちます。

資生堂パーラーHPより

紫という派手な色とキラキラ具合、そしてこの缶を閉じてあるテープからも、日本がまだ明るい空気に包まれていた昭和の時代を思い起こさせる。

御中元・御歳暮離れが進む現代では、このテープを引っ張る子どもも少ないかもしれない。

プチプチに保護された花椿ビスケット。

綺麗に並べられたビスケットは、「私はそこいらのクッキーとは違うのよ」と言わんばかりに凛としている。

 

 

口コミ

ビスケットというと、赤ちゃん子どもが食べるものというイメージがあるが、ビスケットもクッキーも同じだそうだ。

「母親がつくるおやつのような、素朴でやさしいおいしさが幅広い年代のお客さまに愛され続けている。」と説明にあるように、この花椿ビスケットはクッキーよりもビスケットの方がしっくりくるかもしれない。

厚みのある四角い形状に、椿の絵。

表面には艶出しのコーティングがされ、ココナッツサブレの様だ。

私はクッキーは苦手、というか好んで食べない。

年にほんの数回食べたくなる事はあるが、それよりもロールケーキやバウムクーヘンなどその他の菓子の方が好きだ。

それなのに、この花椿ビスケットは食指が動く。

戴き物だからという事も多いにあるとは思うが、空気を多く含んだサクサクとした食感、甘すぎない素朴な味は飽きることがない。

こんな私でも美味しいと思うのだから、クッキー好きには大変喜ばれる贈り物だろう。

まとめ

資生堂パーラー花椿ビスケットは、優しく素朴な味わいのビスケット。

また戴く事があったら、そのたびに昭和のノスタルジーを感じることだろう。

 

 

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