悪口、陰口、愚痴や不平不満を言うことで、なんとか関係や場を乗り切るということは誰でも経験のあること。
これまで他人や環境を悪く言ったことは一切ないという仏のような人は居るのだろうか？
しかし、その行為がもたらすマイナスの影響は大きい。
ネガティブな記事を書くことは躊躇するが、ほんの短期間、悪口と愚痴が蔓延する環境に身を置いていた私がどうなったか、同様の事で悩んでいる人へ向けて対策も含めて書いてみようと思う。
悪口がはびこる環境
一定期間、私が身を置くことになった環境は、一見フレンドリーで賑やかな場所だった。
返せば距離感が近すぎるということでもある。
最初こそその環境に適応しようと自分が馴染んでいく感覚があったが、早々に違和感を覚えるように。
そこで繰り広げられているのは、日常の出来事に始まり、悪口・陰口・噂話に不平不満。
一日中、止むことなく会話が繰り広げられている。
ネガティブな話が始まるたびに私は沈黙し、顔は強ばるようになり、同時にカラダに様々な不快な症状が現れ始める。
現れた症状
- 前歯がムズムズ、ソワソワして痒い
- 下の歯が内側に倒れてきた
- 歯が噛み合わない
- 唇がおかしな形に
- ホウレイ線が際立つ
- 顔付きが変わる
- むくみ
- 頻尿
- 不眠（就寝時間が遅くなる、夜間にトイレで何度も目がさめる、不快な夢を見続ける）
- ギリギリまで起きられない
- 食欲不振
- 気怠さ
- 部屋が散らかる
- 耳鳴り
- 顎のつけ根が痛い
- 末期に偏頭痛
- 末期に腰痛
■前歯がムズムズ、ソワソワして痒い
その環境に違和感をおぼえたのと同時くらいに、下の前歯がムズムズしだすように。
ちょうどその頃、野菜だったか何かの繊維が前歯に引っかかったこともあり、そのせいだと思っていた。
とっくに繊維はなくなっているのに、ムズムズは消えるどころか酷くなる一方。
歯が痒いような歯茎が痒いような、発狂したくなる気持ち悪さが一日中、何日も続く。
糸ようじを通してみても何も詰まっていない。
■下の歯が内側に倒れてきた
歯が痒いのをどうにかしたくて鏡の前で口を大きく開けてみると、前歯の横の歯が異常に内側に倒れ込んできていた。
ムズムズの原因は、他の歯が押されているからか？と歯を疑う。
■歯が噛み合わない
倒れてきている歯のせいか、上下の歯が噛み合わない。
口を閉じていても歯がくっつかず、浮いた状態。
■唇がおかしな形
歯が噛み合わないので、上下の唇も変なところで止まる。いつもの場所で閉じてくれないので口がおかしな事に。
非常事態に怖くなるが、まだ歯が原因だと考えている。
■ホウレイ線が際立つ
下の記事でも書いたのだが、ホウレイ線が気になるほど際立つように。
その環境に身を置くまではホウレイ線をこんなに気にするなんて事はなかったが、環境が変わって3週間ほど経ったころ深いシワが出始めた。
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洗顔料のあとのスキンケアが大きな理由ではあるのだろうが、ここにも歯が絡んでいるのかもしれないという疑惑を持ち始める。
■顔付きが変わる
歯が倒れ、噛み合わず、唇の置き場がおかしなことになり、ほうれい線まで出れば顔付きが変わるのは当たり前といえば当たり前。
お正月遊びの福笑いのように、歪な顔になってきた。
どうしてこんな事になってきたのか、嫌で嫌で仕方がない。
顔付きが変わるというかなり危険な状態にビビり、マウスピースの購入を検討し始めた。
■むくみ
それまでも足が浮腫む事はあったが、腕やお腹についた服や布団の跡が数時間経っても消えない。
■頻尿
日中も夜間もトイレの回数が増え、我慢が出来ないほどに。
ほぼ水分しか出ていない時も多々。
最初は風邪でもひいたかな？と思ったが、そうではなかった。
■不眠
- 就寝時間が遅くなる
たっぷりの睡眠をとりたいのに、頭の中で思考が飛び交っていて就寝時間がずれこむ。
オンオフの思考の切り替えが上手くいかない。
- 夜間にトイレで何度も目がさめる
日中の頻尿に加え、夜間も何度も尿意で目がさめる。起きたくなくて我慢してみるが、眠りが浅くなり結局トイレに行くことに。これが寝ているあいだ何度も起こる。
- 不快な夢を見続ける
寝ている間も日中の環境が夢に出てくる日が多く、ほかにも不快な夢をいくつも見続ける。
■ギリギリまで起きられない
目覚めが悪いのは平常運転ではあるが、今回は遅刻するギリギリまで起きる事が出来ない。
■食欲不振
3週間を過ぎたあたりから食欲が落ちてくる。
お腹はすくが、食べるのが面倒に。
外食で美味しいものを食べることさえ、その行為を面倒臭く感じるように。
下の記事で書いた友人の言葉が我が身に降り掛かってきた。
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■気怠さ
新しい環境になった最初こそ、以前の休日の過ごし方を継続していたが、3週間あたりから気怠さで動けなくなる。
何がどうあるというわけではないが、ボーッとしたり横になったり気怠くて何かをする意欲がわかない。
■部屋が散らかる
気怠いので部屋を片付ける気力もわかない。
かろうじて掃除や片付けが出来た日も、乾いた洗濯物を畳んだり所定の場所に戻すのも面倒でグチャグチャのままカゴに積み上げる。
■耳鳴り
夜間、何度か耳鳴りが起きる。頻発はしなかったが、気になっていた。
■顎のつけ根が痛い
歯のムズムズや顔の歪みが続いていたので、どうにか緩和する方法はないかとYouTubeで顔のストレッチ動画を検索。
色んなバージョンを真似して数時間ストレッチしまくる。
顎の位置を戻すストレッチをした時、泣きそうなほど付け根が痛い。
この頃になり、歯のムズムズや顔の歪みが日中に歯を食いしばっていたことが原因だと気付く。
■末期に偏頭痛
もう1か月もする頃には、楽しい話だろうが暗い話だろうが私は反応しなくなっていた。
テレビもラジオもない生活を何年もしているからか、普段から騒がしいのが苦手な私にとって、その環境で四六時中繰り広げられる会話は騒音でしかない。
コミュニケーションは人間関係の潤滑油かもしれないが、聞きたくもない話が垂れ流される状況、聞こうとしなくても嫌でも耳に入ってくる環境。
ネガティブな言葉が次から次に耳に入ってくることで頭がどうにかなりそうになり、最後の頃には偏頭痛が起きるように。
私の「聞きたくない」という感情は次第に「怒り」に変わる。
■末期に腰痛
長らく出ていなかった腰痛が再発。
本当か嘘かは分からないが、「怒り」の感情が鬱積していると腰に痛みが出ると言う話がある。
そのことを知っていたので、そろそろ限界だと悟る。
膀胱経
今回始めて知ったのだが、怒りの感情は「膀胱」にも溜まるそうだ。
膀胱経と呼ばれる経路の流れが滞ることで、そこを司るカラダの様々の不調が現れるとのこと。
膀胱経の図を見てみると、私の痛いところや凝りが出来ているところなどがその経路上にあり、謎の頻尿にも合点がいった。
カラダが溜まった怒りを出そう出そうとしていたのかもしれない。
対策
【ネガティブな言葉を遠ざける対策】
不特定多数
- テレビやラジオから流れてくるネガティブワード
→見ない、聞かない、
- ネット上のネガティブな記事や掲示板
→見ない又は非表示設定
→自分はそう思わないけどその人はそう思うのだ、と認識する。その人の意見が正解と捉えない
- ネガティブを煽る広告や不快なもの
→広告非表示の有料契約にする
→不快な広告の多いものを次回から避ける
身近な人への対策
【愚痴や悪口、噂話が好きな友人知人】
→会話の内容に同意しない
→そうなんだ、とだけ返す
→真剣に聞かない
→酷い場合、素っ気なく返事し、この人に話しても盛り上がらない、ツマラナイ、またはストレスは解消されないと思わせる
→会う頻度や連絡頻度を減らし距離をとる
→関係維持が必要ないなら断ち切る
【仕事や確立されたコミュニティーなど】
〘仕事編〙
→悪口など横行しているのが休憩中なら、休憩を別の場所でとる
→飲み会やグループチャットで繰り広げられているなら、極力参加しない
→職務中に行われているようなら、上司に相談、様子を見て改善されないなら配置換えを希望
→最悪退職
→取り引き相手がそのような状況なら、可能であれば取り引きする相手を選ぶ
〘保護者会、地域の集まりなど〙
→毎日毎日顔を合わせたり関わるわけではない場合、その時だけの我慢と割り切る
→ネガティブな話題で盛り上がるグループには関わらない、加わらない
→ネガティブな話で盛り上がっているように見えても、自分と同じ思いの人はいるのだろうな、と自分を慰める
→用事があることにして参加しない
聞きたくない話を聞かない、自分の生活から除外していくことは対策次第ではある程度可能だ。
しかし、逃げ場のない環境で行われるそういった類の会話は、聞かないという選択肢はない。
聞こえないフリは出来ても、聞こえてくる状況は変わらない。
環境を変える
言葉が持つ力
ネガティブな言葉が持つ威力というのは、分かりやすく一発くらうのと違いボディーブローのようにジワジワと効いてくるようだ。
背後から忍び寄る仄暗い影のように、人を闇に包み込んでいく。
身を守るために
精神状態が悪化してきていることはハッキリと自覚していたが、起きている身体的な様々な症状とそれは別物だと認識していた。
今回みたいな歯のムズムズや頻尿など謎が謎を呼ぶ現れ方ではなく、やる気が起きないとか、吐き気とか、寝付けないとか、自律神経失調症的なもっと分かりやすい症状なら、精神的にキテるな自分、ともっと早く気付けたのかもしれない。
実際の距離も精神的距離をとることもできない、耳栓を使用出来る状況でもない、相手を変えることもできない、そんな中で自分が出来ることといえば、その輪に馴染んでしまうか（気にしない）、離れるかだ。
そこが居心地が悪いなら、私は身を守るためにその環境を離れることにした。
不思議なもので、そう決めたら歯のムズムズも顔の歪みも消えた。
結局マウスピースを購入するまでもなく、顔がほぼ元に戻った。
ほうれい線はクッキリ残っているが、歯を食いしばって険しい顔をするのをやめて笑う日々を取り戻していくうちに、消えてしまうか気にならなくなるだろう。（乾燥対策が大事だが）
まとめ
悪口・陰口・不平不満を聞き続けるとどうなるか？
私の場合はカラダにおかしな症状があれこれ出てきた。
カラダだけでなく、精神状態も生活環境も悪化した。
もし、何かおかしいな？と思うことがあれば、自分の違和感の正体を探ってみると、ネガティブな言葉に辿りつくかもしれない。
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