10月の半ば、そろそろ部屋の片付けもしたいとは思っていたのだが、まだ半袖の出番があったので手を出せずにいた。
一度始めてしまうと大掃除が始まり一大イベント化してしまう。
普段から少しずつ掃除や片付けが出来ていればこんな徒労もないのだろうが、そんな自分を咎めてもちっとも楽しくないので 「掃除をする気になった自分」を褒めてぼちぼち断捨離を進めていくことにした。
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片付けのサイン
掃除が好きな人、綺麗好きな人にとっては「なんのこっちゃ？」な話だが、掃除や片付けが苦手な人にはときどき、ほんの時々だが「掃除の神」から御告げが舞い降りてくる。
小さな違和感から始まる時もあれば、雷に打たれたように電撃的な時も。
急に片付けや大掃除をしたくなるとき、人には何が起こっているのだろうか？
心と掃除
急に大掃除がしたくなるとき心理学的にどういう意味があるのか調べてみたが、掃除が心にもたらす影響や効果は分かったものの納得のいくものは見つけられなかった。
スピリチュアルな面からは「転機の前兆」「自分を変えたい」「現状を変えたい」「頭を整理したい」などの回答を見つける事ができる。
単にキャパオーバー
身に起きる事をいろいろと意味付けしてそれっぽい気分になるのもありだが、単にキャパオーバーなのだろう。
「これ以上、物が増えたら管理できませんよ」
「これ以上、買い物を続けたら生活が破綻しますよ」
「これ以上、汚れを放置したら手がつけられなくなりますよ」
それは、なんとなく、いやかなりハッキリと自覚しているけれど見て見ぬ振りをしてきた現実と向き合う時。
そして、自分のキャパ（容量）を再認識するとき。
プールや庭園付の大邸宅に今の私が住んだとして、各部屋の管理はおろか庭師や清掃業者を雇うことも難しい。
それと同じで、今の自分にとって相応しくない状態になっているとき「掃除の神」は是正するよう促してくる。
巡り
掃除が心に与える影響は
[掃除をした]→[管理がしやすくなった]→[スムーズに事が進むようになった]
このように、原因となることがあって、その結果が波及しているのだろうが、上記に出てきた「綺麗好き」な人達の理論ではその逆で、[心地よくいたい]から[掃除]をするというものだったり、イコールだったりするのだろう。
チョイス
良くない事が続くとき、だいたい部屋が散らかっている。
楽しいことが多いとき、だいたい部屋が散らかっている。
良くない事が続くときは物で溢れてくる部屋を見て重苦しくなるし、楽しいことが多くて外出ばかりしているときは部屋に意識が向かない。
どちらも部屋が散らかっている状態なのだが、その捉え方が違う。
綺麗に越したことはないが、綺麗好きでない人が
「掃除をしないから○○」とか「掃除をしたから○○」という事をやっていては、掃除や片付けまたは物に「執着」しているというもの。
物への執着があるから不幸なわけでも、執着を手放せたから幸せなのでもない。
状態や気持ちを好きなようにチョイスすれば良いのではないだろうか。
キャパオーバーになればそのサインやタイミングは必然とやってくる。
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